おすぎ
2008-08-05 10:00

ブロードウェイ・ミュージカル「ライオンキング」の演出家で、映画「タイタス」の監督をしたジュリー・テイモアが、ビートルズの33曲のナンバーを使って作ったシネ・ミュージカルが「アクロス・ザ・ユニバース」であります。しかし、このミュージカルはビートルズをあつかったものではありません。ビートルズのメロディと歌詞を使用して、まったく新しい、オリジナルのストーリーを展開していきます。
基本的には“ボーイ・ミーツ・ガール”で、オープニングはイギリス、リバプール。造船所で働く青年ジュード(ジム・スタージェス)は父親捜しにアメリカへ旅に出ます。そこでマックス(ジョー・アンダーソン)と会って親友に…。ふたりはニューヨークのグリニッジ・ビレッジに住みはじめます。そこで様々な人、若者たちに出会います。60年代のアメリカはベトナム戦争、反戦運動、黒人解放運動、ドラッグ・カルチャー、ロックが流れ、混沌と反骨の精神に充ち溢れていた。そんな時代をバックにして青春を謳歌した若者たちの生態を、まるで万華鏡をのぞくような華麗でファンタジックな映像で見せてくれる映画です。
随所にテイモアの才気が噴出します。ダンスナンバーは息が飲むほどスピーディーで革命的、ビートルズのナンバーが耳に心地良く、「えっえー“ヘイ・ジュード”をここまで引っぱるかあ」というほど的確にストーリーにはめこんでいきます。楽しく見ているうちにラストは感動の恋の結末!!
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