おすぎ
2008-12-16 10:00

「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」でダーク・ファンタジーというジャンルを確立したギレルモ・デル・トロがプロデュースして、スペインの新進監督をデビューさせたのが「永遠のこどもたち」です。灯台がある岬の海辺に、30年前は孤児院がありました。
その孤児院で少女時代を過ごしたラウラは、今は閉鎖された孤児院を買い取り、障害をもつ子供たちのためのホームとして再建するため、夫カルロスと息子シモンと移り住むことに…。古くて広い屋敷の中で7歳の息子は遊ぶ相手もいないため、空想上の友だちを作り名前までつけラウラに話すようになります。
ホームのオープンを控えてシモンの相手にならなかったラウラの前からシモンが消えたのは、オープン前の入園希望のためのパーティーの当日だった。怪しい老女の訪門、広大な屋敷の中に突如響き渡る大きな物音、誰かに監視されているような気配。果してシモンはどこに…。空想上の友だちは、本当に空想だけなのか…。訪れた老女の正体は…。
J・A・バヨナ監督の才気がキラキラ光ります。ドキッとする怖さの向うに見えてくる美しくも哀しいラストです。私は彼岸と此岸という考え方を持つ西洋人がいることに感銘を受けました。そして大いに泣いたのであります。
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