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1945年神奈川県生まれ。映画評論家。
テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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永遠のこどもたち

おすぎ

永遠のこどもたち.jpg
 「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」でダーク・ファンタジーというジャンルを確立したギレルモ・デル・トロがプロデュースして、スペインの新進監督をデビューさせたのが「永遠のこどもたち」です。灯台がある岬の海辺に、30年前は孤児院がありました。
 その孤児院で少女時代を過ごしたラウラは、今は閉鎖された孤児院を買い取り、障害をもつ子供たちのためのホームとして再建するため、夫カルロスと息子シモンと移り住むことに…。古くて広い屋敷の中で7歳の息子は遊ぶ相手もいないため、空想上の友だちを作り名前までつけラウラに話すようになります。
 ホームのオープンを控えてシモンの相手にならなかったラウラの前からシモンが消えたのは、オープン前の入園希望のためのパーティーの当日だった。怪しい老女の訪門、広大な屋敷の中に突如響き渡る大きな物音、誰かに監視されているような気配。果してシモンはどこに…。空想上の友だちは、本当に空想だけなのか…。訪れた老女の正体は…。
 
 J・A・バヨナ監督の才気がキラキラ光ります。ドキッとする怖さの向うに見えてくる美しくも哀しいラストです。私は彼岸と此岸という考え方を持つ西洋人がいることに感銘を受けました。そして大いに泣いたのであります。
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■「永遠のこどもたち」劇場・作品情報はコチラ
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この記事へのコメント
「永遠のこどもたち」、正直まったく観る予定はありませんでしたが、かなり観たくなりました。上演舘が少ないですが、年末年始、早めに観に行ってみますね。
  • 優子さん
  • 2008-12-16 11:37
おすぎさん、こんにちは。
いつもブログ読ませていただいてます!
この映画、すごく気になっていて見たいと思ってました。
内容を読むとちょっとこわそうだけど・・・・
おすぎさんのコメントによるとそんなこわい映画じゃないのかな。
“怖さの向こうに見える美しいラスト”に期待してます。
これからもおすすめ映画、楽しみにしてます☆
激しいアクションやバイオレンスに少々飽き気味の私には、テレビなどの映画紹介で見た限り、何だか懐かしくも新鮮さを感じさせます。
仏教の場合は浄土思想、西洋の場合は天国など、宗教哲学の起源は違えども長い歴史の中のどこかで出会い、知らないうちに融合していることでしょう。
そういった哲学が芸術などで表現されると、また見えなかったものがそれによって再発見できる気がします。
その意味でも、おすぎさんのコメントを読んで、あらためて見に行きたい映画と思えました。
  • 映画大好き♪さん
  • 2008-12-18 13:10
この映画知らなかったけど、おすぎさんのブログをみて、そのあと公式サイトをみてみたら、、、すごく観たくなっちゃいました。
「信じれば見える」少しこわい気もするけど、素敵そうな映画ですね。年末に母と見に行こうと話してます!
  • 三日月まりこさん
  • 2009-01-05 19:55
おすぎさんのお薦めはハズレがないので、ありがたく拝読しております。仕事始めの日に、漸く観に行けました。ギレルモ・デル・トロという人は、本人の作家性のみならず、他者の才能を見出すことにも素晴らしく長けているのだなあと、改めて思いました。
アルモドバル作品を初めて見たときにも感じたのですが、スペインの優れた映画って、価値観(特に死生観、家族観)や美意識に、どこか日本のそれと通じるものがあるのではないか…と。本作では、母性愛をベタベタな母性愛を甘ったるいベタベタなものでなく、強靭でストイックなものとして描いている点に、強く共感しました。ありがとうございました。
コメントははじめてですが、いつもブログ拝見してます。
永遠のこどもたち、かなりよさそうですね。
いやー観たいというか相方とみます!!
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