おすぎ
2007-09-11 10:00

世の中には“天才”という人がいるんだなぁとつくづく思わせてくれることがあります。「ミルコのひかり」は、そんな天才の子供時代のストーリー。
イタリアの映画界でサウンド・デザインを担当するミルコ・メンカッチは、この分野では第一人者であります。ミルコは8歳(映画では10歳になっています)の時、事故で視力を失います。1970年代当時、イタリアでは視力に障害を持つ者は普通の学校ではなく盲学校に入らなければならないと法律できめられていました。ミルコもトスカーナの自宅からジェノバの寄宿制の学校に親から離れて学ぶことに…。
作文の時間、ミルコは点字ではなく、寄宿舎で見つけたオープンリールのテープレコーダーに雨の音や鳥の声などを録音し、それを編集して提出しますが、校長に拒絶されてしまいます。しかし担任のジュリオ神父はミルコの音に対する才能を見い出し、校長に内緒でデープレコーダーを与え、ミルコの友達たちと協力してストーリーを作り、それをドラマとして仕上げていきます。
ひとりの理解ある教師に出会ったからこそ、“天才”がこの世に出ることが出来るまでを、“音”と“映像”で見せてくれます。映画にとって、いかに“音”というものが大事なことかを改めて知らせてくれ、子供たちの美事な演技を目にして、いい映画に出会ったことを感謝してしまいました。
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