おすぎのシネマ言いたい放題

映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このブログのなかにある!

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おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。
テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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あるいは裏切りという名の犬

おすぎ

あるいは裏切りという名の犬

フランス映画で久し振りに興奮しました。

まあ、邦題のダサさには多少、ウンザリ気味(フィルム・ノワールを気取りすぎ…)ではありますが、なんという面白さ。

パリ、シテ島オルフェーヴル河岸36番にあるパリ警視庁の通りに面した壁にかけられている住所表示板を、まさに今、剥がそうとしているふたりの男。表示板を剥がし終えると一目散に逃走。
その描写中にカットバックで現金輸送車強奪事件の現場が挿入されていきます。剥がされた表示板は近くの酒場で開かれている警部定年のパーティーに、警部へのプレゼントとして身内の者が盗んだもの…という具合に、とても洒落て描かれていく刑事ものであります。

昔、親友でひとりの女を取り合って、今では憎みあっているふたりの刑事、人望厚きレオ(ダニエル・オートゥイユ)と権力志向が強く、出世にしがみつくドニ(ジェラール・ドパルデュー)が強奪事件を追っていくうちに運命の輪が狂い出し、思ってもみない方向につき進んでいきます。警察内部の腐敗、出世のためには総てを売る汚い手口の数々、迷宮入りするかと思ったらヒョンなことから銃撃戦に…。アッと驚く展開の数々。

ふたりの“鼻自慢男”が共演する、うまい映画なのです。

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この記事へのコメント
  • majomajoさん
  • 2006-12-18 23:18
写真の雰囲気といい、好みのタイプなので、是非観たいです。
アメリ、タクシー、ニキータ、髪結いの亭主などフランス映画は好きです。そうそう、フレンチなしあわせの見つけ方では、シークレットでJ・Dがとってもステキに出てて、得した気分でした。
おすぎサンタさんのブログがあるって知って、驚きました。
最近のおすぎさん、お仕事充実されてますね。
アサデス早朝から、日本中飛び回って、海外。
無理しないで、体調にお気をつけて下さい。

フランスつながり〜

おすぎさんは、興味無いかも知れませんが・・・。
「こまねこ」 という猫の映画があります。
<にゃにゃにゃ〜。にゃ〜ぁ>
って台詞位しかありませんが、疲れて、誰とも話したくないって
状態になったら、思い出して見てくださいね。元気になりますよ。
  • U2さん
  • 2007-02-14 12:41
先日東横線祐天寺駅であなたを見かけました。たまたま乗り合わせた友人があなたと高校が同じで、一戸建てに暮らしていると
教えてくれました。「なぜかガッカリしました」
テレビなどで拝見してあなたのような人種(変な意味はありません)がメディアには必要だと常々思っておりました。
勝手ながら僕のイメージでは、あなたが一戸建てに住む、そう
普通のサラリーマンみたいではいけません。
住所不定、のたれ死があなたらしくていいでしょう。
せめて借家の洋館などが適切です。古い東京の知識人は皆借家住まいで、百姓のように「おらが土地だ!」はありませんでした。
もう少しかっこよく生きてください。
オヤジのカッコ良さにシビレる、フレンチ・ノワールないぶし銀サスペンス。最近、映画上映時にすでにハリウッドリメイク決定!なんていうのをよく聞くようになりましたよね。この作品なんか、もうすでにキャストまで...