おすぎのシネマ言いたい放題

映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このブログのなかにある!

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おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。
テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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「華麗なる恋の舞台で」

おすぎ

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サマセット・モームの原作“劇場”を映画化したのがハンガリーの巨匠イシュトヴァン・サボー監督作品「華麗なる恋の舞台で」であります。舞台大好き人間は必見の映画だし、映画ファンも、この作品には拍手喝采、間違いなしでしょう。

1938年のロンドンで舞台女優として並ぶもの無しのジュリア(アネット・ベニング)は外見と違って、毎日の生活にウンザリしていた。そこに息子と同じ年齢のアメリカ人青年トムが現われ、恋におちてしまいます。この時のアネットが素晴らしいのです。退屈している時の顔と、若者と一夜を共にしたあとの朝の顔が180度変化する。見ていて思わず“判るわぁ〜”と共感してしまうのです。

ところがトムに若い恋人が出来、それも新進の女優。トムに頼まれて次の舞台で共演することに…。監督は夫のマイケル(ジェレミー・アイアンズ)。リハーサルに入った途端、夫とその女優が怪しい関係らしいと息子のロジャーが教えてくれた。

さあ、ジュリアの復讐が始まる。といっても、この時点で何が起こるか観客には判らない。でも、映画がすすむうちに、アッという驚きが…。熟年女性の怖さは、なんと鮮やかで、なんと華麗で、なんと痛快なことか…。楽しい楽しい映画!!

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