おすぎのシネマ言いたい放題

映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このブログのなかにある!

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おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。
テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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「クィーン」

おすぎ

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ヨーロッパであれ、世界中であれ“王族”とか“王室”とかいうものは何となく耳目を集めさせてはいけない、という空気が私たち日本人にはありますよね。
そんな中、スティーブン・フリアーズ監督が作った「クィーン」を見た時、ショックを受けました。
いえ、良い意味でのショックです。イギリスの王室を襲ったスキャンダルの渦の中で、エリザベス女王はどのように考え、行動したのか。時の首相のブレアは、その時、どんな働きをしたのかを美事に描いたからです。

スキャンダルとは勿論、ダイアナ妃の事故死です。すでに民間人に戻ったダイアナに対して王室の反応は冷ややかだった。その中でブレアは国民が王室に対して反発を持たないために何をしたら良いかを模索し、王室と国民の橋渡しになることに徹した様を本当に美事に描き切りました。その展開は上質のサスペンスを見ているみたいです。

エリザベス女王を演じ、米アカデミー賞でオスカーを手にしたヘレン・ミレンはシリアスなまでにエリザベス女王を演じ、気晴らしに出たスコットランドの大自然の中、自動車の故障で、助けがくるまでたったひとりになった時の女王の様には、思わず喝采を叫ばずにはいられませんでした。


必見!!

■「クィーン」作品情報、劇場情報はコチラ


この記事へのコメント
  • sanarieさん
  • 2007-04-13 09:00
この映画、待ってました〜! 春休みお子ちゃま映画大会が終わり、ほっ。やっとまた映画館へと足が向きそうです。自腹で見なきゃいけないので本数は限りなく限られますが、それでも選んで厳選して源泉から汲み上げて見るんだ〜。これもまた楽しからずやってとこです。
  • まこたいさん
  • 2007-05-01 14:32
おすぎさん信仰者のかみさんと観て来ました。
ヘレンミレンの演じたQueenの心の葛藤、見事でした。「Duty is first,…」の言葉、TVへの声明のくだり、王室を演じさせたらやはり抜群でした。
ところどころに散りばめられたwit、軽い冗談や皮肉も楽しめました。チャールズ皇太子も描き方も、さもありなん、と言う感じです。
おすぎさんのコメント通り、「サスペンス」ものですね。
  • とろろさん
  • 2007-05-17 23:42
私は1997年8月31日(だったと思うが)早朝、ニュースでダイアナのニュースをイギリス郊外の自宅で聞いた。すぐさま近くのマーケットに車で新聞を買いに行った。その時はまだ危篤ということであった。本当に驚いた。ロンドンのバッキンガムパレスに花束をもって弔いにも出向いた。であるから私にとっては、特別に懐かしい、そしてリアルな記憶のある出来事なのである。すかさずこの映画が上映されると聞いて、まってましたとばかりにちょっと遠くの映画館まで出向いて見に行った。
リアルなまでの、女王の演技、そして合間に流される、本物の映像がダブってドキュメンタリーを思わせるすばらしい出来であった。難を言えば、ブレア夫妻がちょっと違うかな?と思うぐらい。ちょっと過大評価されてる気がした。
それにしてもひさびさに私にとっていい映画だった
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本年度アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞「クィーン」、14日より日比谷シャンテシネ
  • クィーン
  • 愛情いっぱい!家族ブロ!
  • 2007-05-03 09:05
とにかく観たかったのが、このクィーン。1997年のダイアナ元妃の事故死。あれはショッキングでしたね。あの頃はワイドショーでも週刊誌でもニュースでもダイアナ関連の記事ばかり。この事故の顛末に絡めてその時...