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映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このブログのなかにある!

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おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。
テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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「監督・ばんざい!」 「大日本人」

おすぎ

監督・ばんざい!
大日本人
先週の水、木曜日の夜は“悲惨”の一言だった。

試写を見て何か書いたり、言ったりすると相性の悪い監督から罵倒される可能性(そんなこと少しも怖くないが、多少ウットウしいので…)があるし、試写をほとんどまわさなかった監督デビュー作の映画も、お金を払って見れば何を言っても書いても良し、と勝手に判断して映画館へ。

北野武監督「監督・ばんざい!」は見終わって、完全に食欲を無くしてしまい、知り合いのイタメシ屋で軽くパスタを作ってもらったのでした。
映画を作る情熱も、何を作っていいかも無いなら、監督、少し時間を置いてジックリ挑戦したらいかがなものですか。
私には監督が“悲鳴”をあげているように感じられました。黒澤監督の「」という映画に触発されたのか、クロサワもあんなものを作ったんだから自分も作っていいじゃ〜んと思っているなら間違いです、と言いたい!!

一方の松本人志監督の「大日本人」、映画さえ作らなければ“天才”と思いこませていられたのに…。
映画以前の姿勢の問題でしょうね。特にラストのシークエンスを見て何が起こったのか理解不能に陥りました。この方は多分“病気”か“神がかり”なのだろうと、そうなら納得もいくのですが…絶句でした。

■「監督・ばんざい!」作品情報・劇場情報はコチラ
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この記事へのコメント
  • Furyu90さん
  • 2007-06-14 14:19
 こんにちは。

 ここにあげられた二作品に共通したものは、「どう思ったか言ってくれ」と
あたかも精神科医がロールシャッハテスト(インクなどを挟んで二つ折りにした
紙に広がった模様を見せて、その反応で心理状態を判断する診察方法)をして
見せるような「まんま感」なのかなー、と思います(善意的に捉えれば)。
ただし、処方箋があれば。すなわち「このシーンのこの辺はこれこれこういう
ことで」などと昔の弁士のように立ち会って解説してくれるのなら、観てる
その場でツッコミも入れつつ楽しめるのに、と。お茶の間のTV番組のように。
映画館で静かに観てる作品とは別物ですね。
  • バスチアンさん
  • 2007-06-14 18:49
個人的な直観力として2人に対して「映画人」としての期待はないかな。(観た事がないから本当は批評する立場ではないけどね)
彼ら2人と彼らのバックボーンに便乗してオイシイ思いをしている人達がいるから「裸の王様」としてメディアに祭り上げられているのかな。
彼らの事を思い「心を鬼にする人」はいないのか?
まっ彼らに便乗してオイシイ思いをしている人達は失うモノがある「大人の事情」があるのかもね。
  • channaoさん
  • 2007-06-14 22:54
ずっと思っていたのですが、きたの監督はそんなにすごい監督なんでしょうか?海外では絶賛ですよね。松本さんに関してはみようとも思ってません。おすぎさまはナンでもみなければならずそれを生業としてらっしゃるので、ある意味つらい立場ですね。あたしたちは見るものを選べますが・・・
最近はすっごく期待していって、ラストでがっくりする映画が多いです。なんだかさびしい。
  • ちんちろりんさん
  • 2007-06-15 15:16
大日本人は政治的メッセージや深いテーマがあるのは理解できましたが、
肝心のお笑いという面では私は面白くなかったですね
松本さんの大ファンですけど、笑えなかったです
映画館でもほとんど笑いはおきませんでした
  • 匿名さん
  • 2007-06-15 20:47
ブログを拝見させていただきました。
初めてですが、コメントをさせていただきます。
一般市民であるため匿名でのコメントで失礼します。


「“天才”と思いこませていられたのに…。」
「この方は・・・」

これらの表現、どうかと思います。
貴方様の評論を聞く限り、映画ではなく松本氏個人に対する悪意に満ちているようです。

映画評論家であれば映画自体の批評をすべきではないでしょうか?

貴方様は映画評論家として、「映画以前の姿勢の問題」と評されているのですが、
私は一人間として「映画評論家以前の姿勢の問題」と評したくなります。

不躾なコメントで失礼いたしました。
  • コスモさん
  • 2007-06-15 22:04
便乗したコメントがいくつか寄せられるのは彼らならでは、なのでしょうか。
とにかく、次に期待したいですね。
満足はできませんでしたが、お金を出して損したとは思いませんでした。
  • 細蚊帳さん
  • 2007-06-16 19:35
北野氏は本当のことを言ってくれる人と言ってくれない人の
区別をつけるために踏絵としてこの映画を作ったのではないの
かなぁ。そうでなければあまりにも酷い映画だった。真剣に
途中で帰ろうかと思ったし帰らなかった自分が情けない。
  • 杉山竜二さん
  • 2007-06-16 21:45
北野監督は、間違いなく凄い監督(北野監督の「暴力」の描き方と、画の構図、編集は秀逸)です。「監督・ばんざい!」の作品自体はともかくとして、僕は、監督のデビュー作「その男、凶暴につき」からのファンです。ですので、海外で評価されてからの、日本での扱い方には、はっきり言って、腹が立ちます。でも、おすぎさんは、個人的な感情で映画を見過ぎでは?映画は、作品自体で評価されるべきですし、もっと自由な見方をされて良いものです。おすぎさんにとって、映画に求めるものが何なのか僕には分かりませんが、岡本喜八が撮った映画なら、どんな駄作でも手放しで絶賛されるような方は、北野・松本がこの先どんな素晴らしい作品を撮っても、評価はされないのでしょうね。
  • あんどうみちおさん
  • 2007-06-16 23:31
私は松本人志の過去の作品を観て、松本のことを天才だと認識しています。
今回、「大日本人」を観て、改めて彼の笑いの凄さ、天才ぶりを認識しました。
天才というのは、「・・・とはこれこれこういうものだ」という固定観念に呪縛された評論家による批判の対象になりがちです。
これは過去の歴史を紐解けばよくみられること。
おすぎさんの松本への評価はその一環ではないかと考えます。
  • おすぎさん好きです。さん
  • 2007-06-17 01:14
全体的にはつまんなかった。
だけど前半部分は、天才と思いましたよ。
とくにバイクで第二に向かうシーンは美しかった。
時々インサートされるカットもいい。
そして、その淡々とした日常から、
エキセントリックな獣との戦闘もおもしろい。
ここまでは本当に天才だと思った。
ま、天才は言いすぎでも、なかなかすごい映画だと思った。
これは美点として認めてあげなきゃかわいそう。

ただし、その後は残念ながら
とくにすごいものはなかったかな。
並みの映画よりは、インパクトあった。
  • もっとやれ!さん
  • 2007-06-17 01:26
「大日本人」よくぞカンヌで上映してくれた、国内では全国メジャーで。
カンヌでは途中退席もあったらしいけど逆に最後まで観た外国人は
「けったいな映画やな〜何じゃこりゃ」だったでしょうに、それ思うと
腹痛いです。ボクが観に行ったときもポカ〜ンの人多くてひとりで歩行器
使って観に来てた爺ちゃんはスーパージャスティス登場で出て行った。
タイトルから愛国心掻き立てる映画と思ってずっと我慢して観てたんだろうかと思うとこれまた可笑しくて。
名作など期待してないんで手加減せずドンドンやれと思う。
海外映画祭にも出品して「ポカ〜ン」させまくってほしいもんだ。
三谷幸喜やクドカンなどよく演出され作り込まれた作品より大勢が苦笑
するよな彼の作品を観たい。
ちなみにおすぎ氏はその辺り分ってらっしゃるようですが映画好きの
個人ブログ等で大マジメに批判してる方が多いのでコチラも腹痛いです。
  • 気狂いピエロさん
  • 2007-06-17 14:06
なんだか不思議と後を引く映画です・・
「大日本人」
大真面目に大ふざけしてくれた怪作だと思いましたよ。
フジ系列のぬるい映画よりはマシでしょう(笑)

ちなみに映画「キッズ」推薦の頃からおすぎさんのファンです。




  • 通りすがりさん
  • 2007-06-18 09:05
う〜ん・・今回ばかりはおすぎに同感。

映画さえ撮らなきゃ天才のフリがずっと出来たかもね。
まあ煽っておだててる周りの取り巻きにも責任あるかもね。
松本も思い出に一本撮ってもう満足でしょう。
何故か、この両作品にコメントが多い気がします。
駄作、名作・・・は、人それぞれ違うと思います。
十人十色。思想、哲学、皆同じではなく、色んな意見があるものです。
私は、両作品とも全く合わないです。
どちらが、どうのこうのではなく、両作品とも私個人として
引いてしまいました。
ただ、こうやって色んな方が意見を出したり、ここのコメントの数などを見ても
話題作であることは確かですね。
あと、両監督の人気も凄いのもよく判りました。
最後に北野氏の映画で座頭市は良かったように思いました。
  • のりのりさん
  • 2007-06-19 01:55

大日本人はおすぎさんに賛成です。
みんながっかりして怒っています。
吉本と電通にビビってかあまり本音が出てなかったので
感謝です。
正しくに映画を選びたいです。
  • MITさん
  • 2007-06-19 02:38
独自の論理と理屈で長々と否定する「映画通」と違って、あの「アザーズ」を絶賛した(TVCMではあるが...)おすぎさんが「大日本人」を理解出来ないなんて嘘でしょう!!?? どこかに何かひっかかっていませんか? 私も観た直後は、理解不能でした。 数日たってもひらめきませんか??? 私個人的に松本人志は何とかと天才の[紙]一重の間に存在する、それこそ[神]だと思える位、彼のセンスと緻密な計算から生まれた全く無駄の無い過去に類を見ないOnly Oneの映画だと思いますが.....。
観てから数日になるおすぎさん!! 心の変化は無いですか???
  • 細蚊帳さん
  • 2007-06-20 10:28
「大日本人」観てきました。ちゃあんとお金払ってね。
評価を金額で表すなら800円くらいかな?損したなぁ(苦笑) 松本氏の笑いは嫌いではないのだがこの映画は一般的な映画ファンを相手にしているのではなく松本氏の笑いをはじめから理解するいわゆる彼の信奉者を対象に作っていると思う。だから何も劇場版で作らなくてもガキの使いのDVDみたいな
形での販売でも良かったのでは・・・・。どうにも観ていて
こそばゆい笑いであったような気がした。作り手の「マスターベーション」かな?苦笑
もう一度みたいとは思えませんね。
北野氏の監督万歳!はねぇ・・・・・よくわかりません(笑)
ブラザーの頃には戻れないのかな?
  • トラさん
  • 2007-06-21 01:03
はじめまして。おすぎさんとは映画の趣味が微妙に違うかもと思っていましたが、この2人に関しては意見がほぼ同じです。北野監督は暴力を封印してから精彩を欠く印象を持ってます。ストレート·ストーリーも菊次郎でやっちゃったし。少し貯めた方がいい時期なんだろなと。
松っちゃんは、映画は初なんであんなもんじゃないでしょうか。まだ「映画」って言うよりコントの延長だった気がします。作りが映画じゃない感じがしました。映画の知識も美学みたいなものもあまりないんじゃないかなーと思います。
  • やねんさん
  • 2007-06-22 21:19
正直言って北野監督の映画を面白いと感じたことはありません。ソナチネも雰囲気はあったものの、それ以外はあんまりで、いつも思うのですが、役者が死んでます。処女作が一番まともでした。松本さんのは見るまでもないですね。たぶん、テレビで笑わせるのと映画で笑わせることの違いを知らないのでは?…批評家は観客の代表ではないでしょうか?これからもくだらない監督に一言おねがいします。
  • OPさん
  • 2007-06-23 14:25
おすぎさんが、「病気か神がかりかと思った」といって、安心しました。
大日本人は、松本さんの狙いは、だいたい成功したようです。
両作品とも観たいと思っていたので、記事を興味深く拝見していました。随分と辛口コメントでしたが、それでも観にいこうかなと思いました。
  • traceraserさん
  • 2007-06-30 02:47
“天才”と思いこませてられなくなるのはむしろ松本人志にとっては望むべきことでは?とも思います。
「映画以前」というような評価もよく見掛けますが、それで気になるのは、ではそれを言う人にはしっかり「映画」ってものが形付いたものとして存在してるんだねということです。
「映画」ってそんなちっぽけなメディアなんでしょうか?
  • 映画屋さん
  • 2007-07-04 15:42
この前大日本人を見た。評価は大日本人は前半は30点で、後半は90点だと思う。
天才松本でさえ、前半が苦戦していたから、笑いの映画は難しいということが改めてわかった。おすぎさんの松本さんへの批判は、映画批評ではなく、松本さん自身への批判だと思うから、映画とは関係ないような気がする
おすぎさんが私の好きな『プレステージ』を大変ケナしている、とのことで、ブログを見に来ました。
なくてガッカリしましたが、『バベル』にしろ、この両作品にしろ、おすぎさんの素直なコメントに感激してしまいましたね。
お金払って見るのだから、言いたいことをいう!本当にそうだと思います。
おすぎさんの『ボルベール』も早く読みたいですね。
私、おすぎさんの『オールアバウト・マイマザー』の一口レビューとっても好きだったので。
  • miさん
  • 2007-07-07 15:38
「ソナチネ」を見る限り北野武は日本の映画監督の中ではセンスがズバ抜けている。(これがピークであとは低迷しているかもしれないけど・・・)
彼はお笑いでも80~90年代は頂点を極めた人なのでそれを考えるとすごいと思う。
一方、松ちゃんが「映画さえ作らなければ天才説を維持できた」のには同意します。
もちろん、彼もお笑いに関しては「天才」だけど映画を作る才能まではなかった。
松ちゃんは「自分は人と違う」という強迫観念にがんじがらめになってどうも・・
  • ゆnさん
  • 2007-07-09 23:41
mさんの後半の意見に全面的に賛成。
  • ericさん
  • 2007-08-07 13:16
映画とは芸術だったはず。そして、芸術とは易々と言葉で説明できるものじゃないはず。でも、芸術ではなく偽物だというなら、言葉でそれを説明できるはず。だから、おすぎさんが「ラストのシークエンスを見て何が起こったのか理解不能に陥りました」とおっしゃる以上は、大日本人は芸術作品だし、きっとおすぎさんが今までに見たことがない映画なんだと思う。
  • いちくんさん
  • 2007-08-21 22:18
ごっつやガキとは全く違う
>>大日本人


5年…10年したらこの映画のすごさが分かるだろう



笑いには色んな形がある
「監督ばんざい」「大日本人」ともに駄作、愚作の部類に入ると判断します。おすぎ氏のコメントに対して「監督個人を批判している、映画そのものを評価すべきでは」といった内容の批判が多く見受けられますが、そもそもこの両映画、監督が北野武・松本人志でなかったのなら誰も相手にしないのでは?
  • 一般ボンビー(42歳、男、大阪在住)さん
  • 2008-01-16 16:37
つまらない映画をつまらないと言ってくれる評論家がいてくれないと僕らは困ります。途方にくれてしまいます。
映画は1800円もするので、僕らはイイことしか言わない宣伝につられてスカを引いてばかりです。
北野たけしがどんなけエライのか、松本人志がどんだけ天才なのか、そんなことはどうでもいいのです。
1800円分の幸せを求めて僕らは映画館に行くだけなのです。
一生ボンビーの僕らにとっては人生の楽しみの大部分を占めていたりします。
おすぎさんのようにはっきり言ってくださる評論家の方の意見はとても参考になります。
これからも頑張ってください。
  • おんさん
  • 2008-03-09 16:20
あれらはきっと「映画」じゃなくて「映像作品」だったんだ。
映画館じゃなくて美術館で演るべきだったんだ。
  • syさん
  • 2008-06-18 22:57
松本は病気か神がかりってわけでもないと思います。
笑いで大勢の人間を笑わせるには、一般的な感性が不可欠だと思います。
笑いの方面に才能があるだけで、大して世間からズレているわけでもない時点で本当の天才にも病気にもなりえません。
しかし「自分は人とは違う」と無駄に思い込んで、傍から見てもつまらない思いつきを、
「他人は理解できない高尚なもの」と松本自身が昇華させている。その集大成の映画にしか思えません。
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