おすぎ
2007-08-14 08:10

あのマイケル・ムーアが3作ぶりに新作を発表し、今年のカンヌで大絶賛された「シッコ」がいよいよ公開されます。
「Sicko」とは病気“シック”の変形で、権力者たちに“病気じゃなぁい”というような時に使うらしい(友人のジョン君が、そのように教えてくれました)。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」で“銃社会アメリカ”を告発し、「華氏911」でアメリカの“戦争”の実体を暴き、さて今度は…。
“米国の医療保険制度”を直撃します。今、アメリカには約5千万人の非保険者がいて、仕事場で怪我をして病気にかかっても莫大な治療費を取られます。そういう例をひとつひとつ挙げながら、ムーア一流の映像をかぶせ、時には笑いを、時には怖しさに身震いさせながら、“保険会社”はこんなに儲けている実態を見せてくれます。
保険会社が、勧誘する時は美味しいことを100も並べ、いざ支払う段階になると、あらゆる調査をし、重箱の隅をつっつくような些細なことを理由に支払いを拒む実態を見せてくれます。
白眉は“9・11”でボランティアをし、5年たって後遺症が出た人達に手を差しのべようともしない国やニューヨークの態度を見せ、テロ実行犯がアメリカの軍事基地で、どんなに手厚い医療を受けているかを観客に知らせます。
そして、彼は行動に出ます。
これが驚愕な出来事。見終わって“お美事”と云ってしまいます。
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