おすぎ
2007-10-09 10:00

「キングダム/見えざる敵」は異色の映画といってもいいでしょう。“9・11”以降、アメリカ人はアラブ人を敵とみなしています。ハイジャック犯は大方がサウジアラビア人でしたし、オサマ・ビンラディンもそうでしたから…。この映画の監督ピーター・バーグは、だからこそ、アメリカ人とアラブ人がともにテロリストと戦っている姿を観客に見せようと思ったといいます。
映画の冒頭、サウジアラビアにある石油会社の外国人居住区でテロリストによる自爆テロが勃発し、100人以上が死亡し、負傷者が200人を越える惨事になります。FBIの捜査官ロナルド・フルーリー(ジェイミー・フォックス)は、法医学捜査官のジャネット(ジェニファー・ガーナー)と爆発物専門家のグラント(クリス・クーパー)、そして情報分析のアダム・レビット(ジェイソン・ベイトマン)の4人と現地へ捜査に向かうことに…。捜査期限は5日間、常にサウジ警察が同行することを条件にして…。
映画は、その捜査を追います。FBI職員とサウジ警察官アル・ガージー大佐(アシュラフ・パルフム)とは意志疎通がうまく出来なかったが、まるで戦争そのもののテロリストたちとの戦い(捜査というより戦争を見ているようです)をやるうちに現状は変わってきます。
とにかく、スサマジイほどの戦いを見せられて、言葉もありません。ただ、世界には日本人の知らない世界があるのだとつくづく感じさせてくれた映画です。
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