おすぎのシネマ言いたい放題

映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このブログのなかにある!

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おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。
テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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アウェイ・フロム・ハー/君を想う

おすぎ

アウェイ・フロム・ハー.jpg

アルツハイマーを題材にした映画は「アイリス」などの良質なものがすでにありますが、「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」も、素晴らしく良く出来た映画です。驚くのは「死ぬまでにしたい10のこと」「あなたになら言える秘密のこと」の主演女優サラ・ポーリーが脚本、監督をしたことです。師匠のアトム・エゴヤンは製作総指揮という立場で、この映画に参加しています。

結婚して44年になるグラントとフィオーナは仲の良い、知的で、互いを深く愛している夫婦だった。そんな夫婦に不都合なことが訪れる。妻のフィオーナにアルツハイマー型認知症の影が忍び寄っていたのです。ある日の夕方、ひとりでクロスカントリーに出かけたフィオーナは自分がどこにいるのか判らなくなります。夜になってグラントが捜しに出た時、道端で途方に暮れていた妻を見つけました。病気を無視出来なくなり老人介護施設に入ることを決意したフィオーナは、夫の反対も聞かず施設に向かった…。

どんなに深く愛し合っていても、それは人生を変えてしまいます。忘れていく方もツライが、正気でいる方はもっとツライ人生になります。そのあたりを映画は冷酷なほどつき放して描きます。フィオーナ役のジュリー・クリスティーが迫心の演技を見せてくれます。品のいい、上質なものを身につけていた妻が施設の中で、すべてかまわなくなっていく様は…一見も二見も価値ある映画です。

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■「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」劇場・作品情報はコチラ
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この記事へのコメント
  • 茶子さん
  • 2008-05-20 19:15
コメントさせていただきますm(_ _ )m
私も早くこの作品が観たかったので、
おすぎさんの
>一見も二見も価値ある映画
という言葉を見て・・もっと観たくなりました(^-^)
こちらでいつかアウェイ・フロム・ハーの記事がアップされるのでは。と期待していたのでとても嬉しかったです♪
文章を読んでいるだけでも心が痛くなりました。
この気持ちを忘れないうちに映画館でこの感情を反芻して心に記憶したいです。

ぜひ、見に行かせていただきます。
  • はらでるさん
  • 2008-05-22 21:25
おすぎさんのレビューを読んであれも観たいこれも観たいといつも参考にしながら拝見させて頂いてます。

初めてコメントします。

私、サラ・ポーリー大好きなんです!
彼女の生き方?姿勢というか…筋が通っているところが好きなんです。
彼女が老夫婦をどう描いたのか興味がありました。
絶対観に行きます!

これからもオススメ映画を紹介してください。
  • eiga-daisukiさん
  • 2008-05-23 11:30
映画館の予告編をみて、観たいと思っていました。
つらいストーリーのように思えましたが、上質な雰囲気で、、、観たいと思いました。おすぎさんのおっしゃるジュリー・クリスティの演技、楽しみです。
  • あきさん
  • 2008-05-26 15:06
すきです!!
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