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映画評論家おすぎが、公開映画を一刀両断!いま観るべき映画の答えは、このブログのなかにある!

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おすぎ
1945年神奈川県生まれ。映画評論家。
テレビ、ラジオ出演のほか新聞・雑誌の執筆、講演やイベントの企画制作など多岐にわたり活動している。

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イースタン・プロミス

おすぎ

イースタン・プロミス.jpg
デヴィッド・クローネンバーグという監督は“鬼才”などと呼ばれていますが、それって今は昔の話です。「スキャナーズ」や「裸のランチ」あたりの頃は“鬼才”はホメ言葉でしたが、3年前の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」で“巨匠”の雰囲気を漂わせはじめ、今回の「イースタン・プロミス」では完全に“巨匠”になりました。そして、主演のヴィゴ・モーテンセンも、「ロード・オブ・ザ・リング」で大役をこなし「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でのクローネンバーグと組んで、一皮も二皮もむけて、堂々たる実力俳優として地位を確立しました。

「イースタン・プロミス」の意味は、イギリスにおける東欧組織による人身売買契約のことをいうそうです。で、舞台はクリスマスが近い冬のロンドン。ドラッグストアーに下半身を血だらけにした女の子が入ってきて倒れる。病院で手術をうけ、女の子を出産して死んでしまう。立ち合った看護師のアンナ(ナオミ・ワッツ)は生まれてきた子のために母親の身元を調べようとする。バッグから日記が出てき、ロシア人のタチアナ14歳と判る。日記にはロシアン・レストランのカードがはさまれていて、アンナはその店を訪れる。そこで謎の男ニコライ(V.モーテンセン)と出会う。これが運命的な出会いだった…。

ロンドンの別の顔(ロシアン・マフィアの暗躍)を描いて美事社会派サスペンスになっています。

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■「イースタン・プロミス」劇場・作品情報はコチラ
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この記事へのコメント
おすぎさん、こんばんは。
いつもTVでのご活躍楽しみにしています。お体に気を付けて
これからも頑張ってください!
みてきました。暗くて重い映画なのかな、と思いましたが
最後に光が見えたので、ホッとしました。
  • 茶子さん
  • 2008-06-22 15:28
ヒストリー・オブ・バイオレンスでのヴィゴは、それまで印象強く残っていたアラゴルン=ヴィゴというイメージを忘れさせてくれる程、本当に素晴らしい演技でした。エド・ハリスとの競演がまた良かったですね。「イースタン・プロミス」でもまた彼の違う顔が垣間見れるでしょうか(^-^)『ロシア』という単語に弱い私ですし・・これは必ず観てしまうと思います(笑)
  • しんりさん
  • 2008-07-05 12:20
 はじめて書き込みさせていただきます。

 私も昨日観てきたのですが、良い意味で裏切られました。
 平日昼間という事もあって、本当に席がガラガラで、何の予備知識もなかった私は、「しみじみとしたヒューマンな佳作なのかな」と思いながら、呑気にアイスコーヒーを買って中に入ったのです。
 が、のっけから衝撃的で、結局一口も飲まずに映画館を出る事になりました。
最後まで飲む隙を与えてもらえなかった。もちろん良い意味で、です。

 ヴィゴの見事さは言うに及ばずですが、ナオミ・ワッツの嫌みのない現実的な美しさや、ボスの、温厚そのものなのに恐ろしく、またドラ息子の為にふと見せる慈愛と悲しみの厚みのある演技、ドラ息子キリルの不安定で残虐かつ子供っぽい純粋さや......言い出したらキリがないのですが、本当に役者さん達が素晴らしかったです。
 アメリカ映画にありがちな主人公同士の甘々なシチュエーションがなかったのも、人間関係の切なさに、非常に現実味を与えていたと思います。
今思い出しても、胸が締め付けられます。
 惜しむらくは、浴場の戦闘シーンが余りに凄まじくて、ヴィゴの裸体を堪能する余裕がなかった事でしょうか。
せっかくのオールヌードなのに、下心が、目を背けたい欲求に負けました。
死闘とは、まさにああいう事を言うのですね。

一晩経っても興奮がおさまらず、もう一度映画館に足を運びたくて、居ても立ってもいられない感じです。

きっともう一度観に行ってしまうと思います。

イースタン・プロミスを取り上げていらして、余りに嬉しく、つい書き込みをしてしまいました。
長々と失礼いたしました。
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