おすぎ
2008-06-17 10:00

デヴィッド・クローネンバーグという監督は“鬼才”などと呼ばれていますが、それって今は昔の話です。「スキャナーズ」や「裸のランチ」あたりの頃は“鬼才”はホメ言葉でしたが、3年前の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」で“巨匠”の雰囲気を漂わせはじめ、今回の「イースタン・プロミス」では完全に“巨匠”になりました。そして、主演のヴィゴ・モーテンセンも、「ロード・オブ・ザ・リング」で大役をこなし「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でのクローネンバーグと組んで、一皮も二皮もむけて、堂々たる実力俳優として地位を確立しました。
「イースタン・プロミス」の意味は、イギリスにおける東欧組織による人身売買契約のことをいうそうです。で、舞台はクリスマスが近い冬のロンドン。ドラッグストアーに下半身を血だらけにした女の子が入ってきて倒れる。病院で手術をうけ、女の子を出産して死んでしまう。立ち合った看護師のアンナ(ナオミ・ワッツ)は生まれてきた子のために母親の身元を調べようとする。バッグから日記が出てき、ロシア人のタチアナ14歳と判る。日記にはロシアン・レストランのカードがはさまれていて、アンナはその店を訪れる。そこで謎の男ニコライ(V.モーテンセン)と出会う。これが運命的な出会いだった…。
ロンドンの別の顔(ロシアン・マフィアの暗躍)を描いて美事社会派サスペンスになっています。
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